AI・データ活用の促進
東京ガスグループでは、AIとともに成長し、次世代の価値を創造する“AIネイティブ企業”となることを目指すべく、AI活用方針を定めるとともに、サプライチェーン全体でデータを活用する基盤を整備。“使えるデータ”と高度なアナリティクスの掛け合わせにより、バリューチェーンの最適化とお客さまへの新たな価値提供を推進します。

“AIネイティブ企業”を目指して
-AI活用方針の策定-
近年、AI技術は従来の分析・予測型から、生成AIや自律的にタスクを実行するAIエージェントへと急速に進化しています。近い将来、AIを前提としたビジネスモデルが主流となることが想定され、企業におけるAI活用の重要性は一層の高まりを見せています。
一方で、活用には倫理面への配慮を含むガバナンスも不可欠です。そのため、東京ガスグループでは「AI活用方針」を策定し、グループ大に共有。AIの利点を最大限に引き出しながら、全社的な最適化を進めています。
今後は、ビジネスプロセス全体にAIを組み込み、既存事業の生産性向上とともに、新たなAIソリューションを内製化・外販することでソリューション事業ブランド「IGNITURE」の価値を高め、事業収益の拡大を図ります。これら取組みを通じて、“稼ぐ力を生み出すAI活用”を実現し、AIとともに成長する次世代の価値を創造する“AIネイティブ企業”を目指します。
東京ガスグループのAI活用方針全体像
膨大なデータを強みとして活用
天然ガスの調達コスト、自社・他社の発電状況、電力の取引価格、エネルギー利用やメンテナンス等の1000万件を超えるお客さま情報など、エネルギーサプライチェーンの上流から下流における多種多様かつ膨大なデータは、東京ガスグループが有する重要な経営資源のひとつです。東京ガスグループにおけるデータ活用の歴史は長く、安全、安定したエネルギー供給を支えると共に、経営イシューの変遷に応じて様々な領域でデータを分析・活用してきました。
東京ガスのAI・データ活用(取組み事例)
原料調達から営業・マーケティング・カスタマーサービスに至るバリューチェーン全体で様々なAI・データ活用を実施
データ基盤整備と分散型(データメッシュ型)基盤への移行
東京ガスグループでは、全社的なデータ利活用の加速に向け、データの収集・蓄積から分析、意思決定・実行のサイクルを迅速に回す環境として、データ基盤の整備を進めてきました。これにより、グループ大でのデータ活用の民主化が着実に進展しています。
一方で、2022年のホールディングス型経営体制への移行など、経営の自律分散化が進み、技術変化のスピードも著しい状況において、従来の中央集権型のデータ基盤では対応に限界が見られるようになりました。
このため、近年では分散型(データメッシュ型)のデータ活用基盤への移行を進めています。柔軟性の高い疎結合なアーキテクチャを採用し、最先端技術を積極活用することで、各カンパニー・基幹事業会社による自律的なデータ利活用の加速と、グループ横断での最適化の両立を目指します。